布製のタイヤチェーンはいかほど?
ここ最近注目を集めているのが布製のタイヤチェーン。
タイヤソックス、スノーソックスと呼ばれていて、タイヤに装着する様子が靴下を履いているようで、このように呼ばれているのでしょう。(タイヤソックスに統一します)
以前の記事で、金属チェーンから非金属チェーンに変わったことをお伝えしましたが、タイヤソックスも非金属になるのですが専門店からすると違うカテゴリーみたいです。
僕はタイヤソックスに対して「雪の上で止まれるはずない」「すぐに破ける」「曲がった時取れる」と否定的な考え方をしていましたが、実物やYouTubeを見ることで考え方は180°変わりました。
もちろん金属チェーンの方がコスト的にも性能的にも勝っていますが、タイヤソックスも負けていません。
どんな特徴があるのか解説していきます。
見せてもらおうかタイヤソックスの力を!
タイヤソックスってなに?
出典:Amazon
タイヤソックスとは、タイヤに履かせる靴下のようなもので装着することでグリップ力が上がり、雪上や凍結路面を安全に走行することが出来ます。
素材はポリエステルや繊維素材で作られており、軽量で女性でも簡単に着脱しやすいのが最大のポイントです。
タイヤソックスの特徴・メリット
タイヤソックスを語るうえで大事な特徴は、「取り付けやすさ」
取り付けやすさ
素材が布で作られているので軽くて女性でも軽々持てて、装着方法はタイヤに被せるだけなので特に手間がかからない。
また片付けるときも、軽くて柔らかいので使用後の水洗いも簡単に出来る。
スキー場に行くときを想像するとわかりやすいかな。
麓は夏タイヤで走って雪上手前でタイヤソックスを履いてスキー場まで行くことも出来る。
さらっと「夏タイヤに装着」と言いましたが、使うことが出来るんです!が耐久性は低いので大事を取ってスタッドレスタイヤの上から履いてください^^
メリットは他にも
急な積雪に対応できる
急な積雪でもタイヤソックスはコンパクトに収納でき、トランクに入れておいても邪魔にならないので安心です。
静音性が高くて運転時の振動少ない
金属チェーンのような振動がなくて快適な運転を出来る。
車へのダメージを減らせる
車高が低い車でも装着出来て、走行中に干渉しても布製なので車に傷がつきにくい。またホイールにもダメージが入りません。
デメリット
耐久性が低い
ポリエステルや繊維素材で作られているため舗装路やアスファルトの走行には不向き。
また長距離走行や空転、無理な運転作(急発進、急ハンドル、急プレーキ、同方向への繰り返しの旅回)をしてしまうと劣化を早めてしまう。
高速道路では使用不可
タイヤソックスの最高速度は30~40km/hなのでそもそも高速道路を走れません。
高速走行時の耐久性やグリップには限界があるので使用できません。
深雪や厳しい凍結には不向き
深雪や極端な凍結路面では、性能を発揮出来ない場合がある。
金属チェーン > タイヤソックス > スタッドレスタイヤ の構図
金属チェーンに比べて高価
タイヤソックスで有名なISSEで比べてみると13000円〜24000円と高価なものが多い
まとめ
金属チェーンを使ったことある僕が思う、タイヤソックスの最大のポイントは「着脱」のしやすさです。
着脱しやすいってことは、必要不要で履き替えることが出来るのでデメリットにもある耐久性の低さをカバーできます。
なにより女性でも着脱が容易で、取り付け時間はたった3分。
タイヤソックスを装着するときは「アームカバー付き防水手袋」「防水膝当て」「懐中電灯」を一緒に携帯していると雪上での装着の手助けになります。
それでも心配な人にはこんなデータも出てるよ。
JAFのホームページには、雪上での登坂テストのデータが掲載されています。
そのデータによると、夏タイヤに非金属チェーンを装着した場合とタイヤソックス(データ上では「オートソック」と表記)を装着した場合では、雪上での登坂性能がほぼ同等であることが示されています。
これにより、非金属チェーンが優れていると思われがちな場面でも、タイヤソックスが同等の性能を発揮することが確認されました。
もちろん非金属チェーンよりコンパクトになるので場所を取りません。
また少しでも耐久性を落とさないように、付着した雪や融雪剤を水で洗い流して乾かすといいですよ^^
自分のライフスタイルにあった準備をして、素敵なカーライフをお過ごしください。
タイヤソックスを買うときは自分の車のタイヤの大きさに合わせて買ってね。大きすぎると中でタイヤが空転しちゃうよ
ISSEAmazonの日本公式ストア(※類似品に注意)