身長が150cmなら大人でもジュニアシートが必要?
テレビやネットで少しだけ騒がれた「身長150cm未満の大人もジュニアシート!?」
道路交通法では6歳未満の幼児に対してチャイルドシートやジュニアシートの使用が義務付けられていましたが、実は身長については違反はありませんが、子どもの体格がシートベルトの使用を安全に行うには不十分であるため、事故時の安全性を確保するための措置です。
なので、大人に対してジュニアシートを使用する義務はありません。
道路交通法上、ジュニアシートは「幼児専用の補助装置」として規定されています。
そのため、身長150cm未満の成人でもジュニアシートを使う必要はないのです。
まとめると、
・6歳未満は装着義務
・150cm未満の大人は違反にはならない
これらを解説していきます。
なぜ150cm未満に変更になったのか?
もともと130cmという基準は昔の車の大きさに沿って考えられていて、昔はクラウンやフーガなどのセダンや小さめ軽自動車が主流でした。
これらの車は背が低く作られていて130cm未満でも問題ありませんでしたが、現在はSUVや軽ハイトワゴンと呼ばれる高さがある軽自動車が主流になってきて、荷物のスペースを確保するためシートベルトの位置が高く設計されたことで150cm未満に変更になりました。
正しく装着しないとシートベルトで怪我をする
現在の車のシートベルトは身長が約150cm以上の人が正しく装着できるよう設計されています。
それ以下の身長だと、シートベルトが首にかかったり、腹部に負担がかかる危険性があります。
シートベルトで怪我することは意外と多いよ!!
・鎖骨を折ったり
・胸部や腹部の圧迫によって体調が悪くなったり
・最悪の場合、内臓が損傷
そのため、6歳以上でも身長が150cm未満の子どもには、ジュニアシートを使用することが推奨されます。
何度も伝えますが、法律上は「6歳未満」に適用される義務なので、身長に関係なく大人がジュニアシートを使用する必要はありません。
身長150cm未満の大人が注意すべきこと
身長が150cm未満の大人が車に乗る場合、以下の点に注意することで安全性を確保できます。
シートベルトの位置の調整をする
シートベルトが首にかからないように、シートベルトの上部を動かすことによって高さを変えたり、シート横のレバーで高さの調整をする。
後部座席では調整出来ない車種もあるので、「シートベルトクッション」の使用をおすすめします。
座席に車専用のクッションを使用する
運転手の視覚が確保出来ない場合は車用の補助クッションを使用することで正しいシートベルト位置を確保できだけではなく、視界の確保も出来ます。
固定ベルトが付いてたり、滑り止めがついている商品をおすすめします。
誰しも見たことある青いゲルクッションを使っていたけど、柔らかくて姿勢が悪くなって腰を痛めちゃった^^;
下記の商品を使ってみたけど、最初硬いなって思ったけど4時間の長距離運転したけど腰に負担が無くて良かったよ!
まとめ
身長150cm未満の大人がジュニアシートを使う義務はありませんが、工夫は必要になります。
シートベルトやシートの高さを調整したり、時には車用のクッションを使うことでシートベルトによる怪我を格段に下げることが出来ます。
道路交通法上、6歳未満の幼児に対するジュニアシート使用義務を守ることはもちろん、身長や体格に応じた適切な対策を講じることが重要です。
自分の身長にあった車種の選択も必要だよ
シートの下にクッションを2〜3枚重ねるのは危険!
腰痛になったり、事故などの強い衝撃があると腰の位置がズレて思わぬ怪我につながったりするから気を付けて!