友人に聞かれました。整備士から見てどの車を買えばいいか。
車に興味がない友人に難しい質問をされました。
僕ならトヨタをおすすめしますが、もちろん予算や手放す時のゴールによってホンダだったりダイハツって選択肢も出てきます。
結論をいうと「好きな車を買いなさい」になります。
付き合いで買った車はすぐ飽きたよね^^;
友人も現役整備士に質問してくるのでそれなりの答えを聞きたいんだと思う。
200〜300万円の予算で新車、中古車。車は乗りつぶすゴールが条件で整備士目線で考えると、
※今回の記事は僕の実体験と経験則に基づいた記事になります。決して好き嫌いで記事を書いていません。
事故、故障が多い国産メーカー
事故が多いメーカーはある条件下では多い気がします。
その条件が「雪道」で、多いのが「ホンダ」です。
冬のロードサービスをしていてホンダが事故保管場所に溜まることがあります。
事故を起こす年齢はバラバラなんで運転手が悪いわけではないと思い、僕なりに導き出した答えが「足回りの硬さ」にあるのではないのかと。
足回りの硬さ=キビキビした走りができる
走るのが楽しいのがホンダですが、これが裏目に出ているのではないかと思っていて、極論、膝を曲げずに氷上に立っている状態。
故障が多いのは「日産」です。
日産はコンピューター系の故障が多く、ゴム系の劣化も早いです。
新車で買うには他のメーカーと価格差はありませんが、中古車の価格はかなり下がります。故障が多いことを物語ってますよね^^;
まぁ故障は乗り方とかたまたまハズレを引いちゃったとかありますけど、その修理が他のメーカーに比べてクセが強いのもマイナス点ですね。
例えば点火プラグを交換する時もインテークマニホールドのパッキンを交換したりとAを交換するのにBやCも追加に交換しないといけない事案が多いです。
あと作業スペースが狭くて腕が太い僕は結構厳しいですね^^;
こんな格言があります。
「日産とホンダを整備できるようになったらなんでも整備出来る。」
僕の先輩が皮肉って言った言葉ですが、それだけ大変ってことですね^^;
部品の供給スピードと部品価格
事故を起こした時、部品の供給スピードが悪いと修理日数が伸びるのでレンタカーのお金がかかるし、部品が高いと修理費が高くなってお金かかりますよね。
供給スピードが遅いのは「日産」と「三菱」です。
聞いた話ですが、注文がある一定に貯まると作り始めてコストを下げているとか。
まぁ本当の理由はわかりませんが遅いですね。
普通に「2〜3週間」かかったり最悪「未定」もあります。
ちなみに他のメーカーは2〜3日で入ります。
部品価格では「スバル」とここ最近「スズキ」が高い設定されています。
スバルはもともと他メーカーより1.2〜1.3倍高いと言われていて、スズキもコロナショックあたりから価格がかなり上がっています。
スズキに関しては今まで値上げを抑えていた反動みたいですが。
ただもう一つ問題があって、バンパーが塗られてこないことが多いってことですね。
どこのメーカーもですが、特殊な色のバンパーは早めに塗装済みの在庫はなくなりますが、メインカラーの白系や黒系、シルバー系は塗られて来るのが通常です。
スバルはメインカラーでも塗られて来ないことが多くて、塗装屋によっては塗装済みバンパーより高い金額になることがあります。実質的な金額のUPですね。
好きな車を買うのが一番
友人と車の話をたくさんしました。もちろん今回の記事の話も含めて。
聞いていると友人は、自分と妻では車に対する考え方が違かったみたいで、今回の僕の話を聞いてスバル フォレスターを買っていました。
僕は中古車派で壊れにくく、下取りも高いトヨタを買いますが、どうしても現実的な考え方で面白くない考え方だと自分でも思っています。
なので家族、友人にオススメの車を聞かせた時は気になる車を買ったほうが楽しいよと伝えます。
みなさんは気になる車を買いますか?それとも現実的な考え方で車を買いますか?