廃車に必要な書類とちょっとお得な情報
みなさんは「廃車」って聞くけど一体どんなことが廃車かわかりますか?
車を大きな爪でバラバラにするイメージですが?これでは車自体をスクラップにしただけで書類は残ります。
よく勘違いすることで、車に税金がかかってるのではなくて、車を登録したナンバーに税金がかかっています。
なので状況に応じて廃車の形も変わってきます。
車両自体を残すか捨てるかの違いです。もちろん必要な書類や手続きも変わります。
また抹消登録した後に発行される「登録識別情報等通知書」は自動車保険を解約するときに使います。「自賠責保険」を解約すると残りの契約期間分が銀行に振り込まれます。
廃車する時、廃車した後で少しでも得したいですよね^^
廃車をする際には、いくつかの書類が必要になります。
また、必要な書類を紛失した場合や、申請手続き後に戻ってくるお金(還付金)についても知っておくことが大切です。
この記事では、廃車の手続きを円滑に進めるために必要な書類、紛失した書類の再発行手続き、および戻ってくるお金について詳しく解説します。
1. みんなが言う廃車ってなんのこと?
世間的に言う廃車には以下の2つの方法があります。
一時抹消登録
・車を盗まれて戻ってこない
・思い出のある車だから自宅やお店に飾っておきたい
・海外赴任で2年ほど車に乗れない
これらの理由で注目する点は、年一回届く自動車税ですよね。
もちろん車が盗まれても税金の請求は届きます。
警察に届けることも大事ですが、3月31日までに一時抹消登録しないと盗難と税金で二重苦を味わいます。
一時抹消登録は車検証とナンバープレートは返納しますが、車を物理的に処分するわけでは有りません。
なので盗まれた車が戻ってきたり、海外赴任から帰ってきたり、また車に乗る機会があるのであれば一時抹消登録をおすすめします。(点検も忘れずに)
どちらとも再発行は出来ますが、窓口に行く手間と再発行まで一週間ほどのかかるので大事に保管しておきましょう。
永久抹消登録
・事故で車が直せない状態
・水害で車が水没してしまった
・古い車で修理代も高いし下取りで値段もつかない
乗る予定のない車を所持してても、車検証がある限りもちろんのこと3月31日までに処分しないと自動車税が届きます。
車は認可を受けた解体業者で、解体業者から受け取った書類と車検証とナンバーを持ってそれぞれの窓口に持っていき永久抹消登録が終了です。(詳しくは下記)
このことを「廃車手続き」や「廃車」って言います。
これらの証明書は再取得は出来ますが、車体番号や車検証の情報が必要になりますのでもしものために車検証との写真やコピーがあると良いですね。
抹消登録するなら早いほうがお得!
一時抹消登録も永久抹消登録にしてもなるべく早いほうがいいです。
自動車税の還付
永久(一時)抹消登録すると自動車税の抹消登録した翌月分から翌年3月までの分が還付対象となります。
簡単に言うと乗らなかった月分だけ税金返すよってことですね。
たとえば排気量が1500ccの乗用車で、年間の自動車税が34,500円
例1: 10月に抹消登録した場合
・年間自動車税額:34,500円
・未経過月数:11月から翌年3月までの5ヶ月
計算式に当てはめると、
$$還付金={\frac{34,500}{12} \times 5} = {2,875 \times 5} = 14,375円$$
この場合、14,375円が還付されます。
自賠責保険の還付
永久抹消登録だけになりますが自賠責保険も還付されます。
保険の残り期間が1か月以上ある場合に還付の対象で、未経過分の保険料が還付されます。
自賠責保険料を17,650円として、還付額の計算を行います。
以下は、24か月契約で残り10ヶ月の想定して計算します。
・支払った自賠責保険料:17,650円
・契約期間:24か月
・未経過月数:10か月
計算式に当てはめると、
$$還付金={\frac{17,650}{24} \times 10} = {735.42 \times 10} = 7,354円$$
この場合、約7,354円が還付されます
自動車税は陸運局、軽自動車検査協会の窓口で抹消登録すると自動で処理され、後日指定の口座に振り込まれます。
自賠責は契約している保険会社のサポートデスクや営業店に解約の意向を伝え、保険会社から送られてくる解約書類に必要事項を記入し、必要書類と一緒に返送します。
保険会社が書類を受理した日が解約日となります。手続き完了後、2週間程度で解約完了案内と返還保険料がして口座に振り込まれます。
自動車税も自賠責保険も早く申請すればそれだけ多くの還付金を受け取ることが出来ます。
自賠責保険の返納用紙の書き方を間違えるとその都度書き直しで結果的に還付金も減っちゃうから確認しながら書こうね
2. 永久(一時)抹消登録の手続きに必要な書類、再発行の手続き
永久(一時)抹消登録の手続きを進める際には、以下の書類が必要となります。
ちなみに普通車は運輸支局(陸運局)、軽自動車は軽自動車検査協会にて手続きを行います。
1.申請書
普通車は運輸支局(陸運局)、軽自動車は軽自動車協会の窓口で受け取れます。
2. 自動車検査証(車検証)
その車両の所有者や登録番号、車種、エンジンの形式、車両重量などの詳細な情報が記載されています。抹消登録するときも必要です。
再発行の手順
- 再発行場所
- 最寄りの運輸支局や自動車検査登録事務所で再発行できます。
- 普通車は陸運局、軽自動車は軽自動車検査協会
- 必要書類
- 自動車検査証再交付申請書
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 印鑑(認印可)
- 委任状(代理人が申請する場合)
- 申請手続き
窓口で必要書類を提出し、手数料を支払います。 - 手数料
- 再発行には手数料がかかります(通常300円程度)
- 処理時間
- 申請当日に再発行されることが多いですが、混雑状況によっては数日かかる場合もあります。
- 申請当日に再発行されることが多いですが、混雑状況によっては数日かかる場合もあります。
3. ナンバープレート
廃車する車両のナンバープレートを返納します。ナンバープレートがないと手続きを進めることが出来ません。
- 再発行場所
- 普通車:管轄の運輸支局または自動車検査登録事務所
- 軽自動車:軽自動車検査協会
- 再発行理由を確認
- 破損・汚損の場合は「同一番号再交付」
- 盗難・紛失の場合は「番号変更」の手続きとなります。
- 必要書類の準備
- 自動車検査証(車検証)またはそのコピー
- 普通車:自動車登録番号標再交付申込書(運輸支局等で入手可能)
- 軽自動車:番号標再交付申請書(軽自動車検査協会で入手可能)
- 破損したナンバープレート(該当する場合)
- 印鑑(所有者本人が申請する場合)
- 申請と手数料の支払い
- 窓口で申請書を提出し、手続きを行います。
- 普通自動車: ナンバープレート代(1枚約730円、2枚約1,460円)
- 軽自動車: ナンバープレート代(1枚約880円、2枚約1,760円)
- 新しいナンバープレートの受け取り
- 普通車:普通自動車: 申請から4〜5日程度でナンバープレートが作成されます。
- 普通自動車: 後面プレートの場合、封印が必要で車両の持ち込みが必要です。
- 軽自動車: 申請から交付まで通常10日程度かかります。
- 軽自動車: 封印は不要です。
軽も自動車もナンバーの盗難、紛失を申請した場合は新しい番号になっちゃうよ💦
4. 所有者の印鑑証明書と実印
印鑑証明はそのつど発行するものなので、今回は実印をなくした場合
- 速やかに市区町村の役所に紛失届を提出します。
- これにより、印鑑証明書の発行を停止し、悪用のリスクを防ぎます。
- 警察にも紛失届を提出します。
- 万が一の悪用に備えて、記録を残しておきます。
- 実印を使用して契約した関係各所に紛失の旨を連絡します。
- 銀行や不動産会社など、重要な契約を結んでいる先に連絡します。
- 新しい実印を作成します。
- 印鑑店などで新しい実印を作ります。
- 役所で印鑑登録の廃止と新規登録の手続きを行います。
- 必要なもの:
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 新しい実印
- 印鑑登録証(カード)
- 必要なもの:
- 新しい印鑑登録証(カード)を受け取ります。
新しい印鑑登録証を受け取ったら、印鑑証明を発行してもらってください
6. 「移動報告番号」と「解体報告記録日」
解体業者に車両を解体してもらった後に発行される書類です。
これは、車が物理的に解体され、二度と使用できない状態であることを証明するものです。これら2つの解体証明書は運輸支局に提出する必要があります。
解体報告記録日とは、自動車の解体処理が完了した旨の報告を依頼した解体業者から受けた日を指します。
解体に関わる移動報告番号とは、リサイクル券(リサイクル料金預託証明書)に記載されている番号のことです。 いずれもその数字が分かれば良いので、メモ書きで構いません。
詳しくは下記で。
状況によって追加で必要になるもの
- 申請手数料(350円ほど)
- 住民票
- 戸籍謄本
- 戸籍抄本
3.車の解体と永久抹消登録の関係
1. 車の解体とは?
車の解体は、廃車として車を物理的に処分する作業を指します。
主に解体業者に依頼して車をパーツごとに分解し、リサイクルやスクラップとして処分します。
車を解体した後は、所有者としての責任を終了させるために、運輸支局で永久抹消登録を行います。
この手続きでは、車が解体された証明として、「移動報告番号」と「解体報告記録日」が重要な役割を果たします。
ちなみに「移動報告番号」と「解体報告記録日」は手書きメモか写真で大丈夫です。
2. 移動報告番号とは?
移動報告番号は、車が解体業者により正式に解体されたことを報告する際に発行される番号です。これは、自動車リサイクル法に基づき、解体業者がリサイクルシステムを通じて解体の報告を行う際に発行されます。
この番号は、車が適切に処分されたことを確認するための証明となり、永久抹消登録を行う際に必要となります。
3. 解体報告記録日とは?
解体報告記録日は、解体業者がリサイクルシステムに解体を報告した日付を指します。この日付は、車の物理的な処分が完了し、法的にも解体されたことが記録された日として重要です。
永久抹消登録の手続きにおいても、この解体報告記録日が関係します。
簡単でラクチンの廃車専門の引き取り業者
廃車専門の引き取り業者とは不要になった車をトラックで引取りに来てくれて、解体、リサイクルまたは海外に輸出します。
もちろん諸類の永久抹消登録もしてくれます。
何年も放置していた不動車や事故車、故障車などの買い手がつかない車も対象です。
世界的にも日本車は人気が高いこともあって、海外に輸出に力を入れている引取り業者は高く買い取ってくれます。
アメリカでは25年ルールがあり、安全と排気ガスの面から25年立たないと車を輸入出来ない規則になっています。
なので、25年前で不動車の軽トラも高く買い取ってくれる可能性ありますよ^^
自分で廃車と抹消するより、電話一つで全部お任せできて車種によってはお金に変わる可能性があるから僕も引取り業者にお願いしてるよ^^
1円でも高く引き取ってほしいならMOTAを使おう
・どこの引取り業者にお願いすればいいの?
・1円でも高く引き取ってもらいたい
・複数社に電話するのはめんどくさい
これらの悩みはMOTAにお願いするとすべて解決します。
こういうサービスって何十社からも電話来るって聞いたことあるよ?
MOTAは約20社が査定額を競いあうので高くなるし、上位3社から電話が来るから分かりやすいよ!
一昔前は何社に電話をして立ち会ってもらって、尚且つ自分で金額交渉して,,,,,大変でしたが、これをひとまとめにしたのがMOTAです。
ぜひ活用してみてください^^
まとめ
指定の自動車解体業者を探すにも運ぶのも大変です。
もちろん書類の申請も自分でやるのは大変です。
そのときはディーラーや中古車店あるいは引取り業者に連絡しましょう。
少しでも車を沢山のお金に変えたい場合は複数の買取業者に査定してもらい金額を競ってもらったほうが高く買い取ってくれます。
それと自動車税の還付と自賠責の返金をたくさん受け取りたい方は早めの決断を。
使えるサービスは使って、もらえるお金はもらいましょう^^