今からの原付バイクはエンジンから電動バイクに変更
2025年4月から、原付免許でも条件付きで125ccのバイクが運転可能になります。
この背景には、排気ガス規制法の影響で、50ccバイクの製造コストが増大したことがあります。
その結果、多くのバイクメーカーが50ccバイクの製造を終了することを決定しました。
ただ50CCバイクの大きさは高齢者や女性にとって取り回しがきいて扱いやすいよね。
それが無くなるのは複雑だね。
僕も学生の頃ホンダのモンキーに乗っていたから50CCバイクが無くなるのは寂しいけど、今までのバイクが乗れなくなるわけじゃないからね。
しかしバイクメーカーは諦めていなかった!
50CCガソリンエンジンに変わり、電気で走る電動二輪の発売しました。(出力は50CC同程度)
国内メーカーの2社(ホンダ、ヤマハ)はそれぞれオリジナル溢れた電動バイクを開発しました。
ホンダとヤマハはスクーター型を発売。
また電動バイクではありませんが、カワサキとスズキからも電動アシスト自転車に近い乗り物が発売されました。
ホンダ:EMI e: (原付免許)
出典:ホンダ
ホンダは2023年8月に「EMI e:(イーエムワンイー)」を発売。
見た目はスクーターですが、デザインはシンプルなモノクロカラーで作られていて近代的な雰囲気を感じます。
ヘッドライトとブレーキはもちろんLEDを採用して視認性を確保しています。
僕的にはフロントのディスクブレーキが最高!
整備の面でも助かるし、なによりかっこいい!!
出典:ホンダ
バッテリーはシート下に収まり、充電は自宅のコンセントで6時間待つだけ、満充電で航続距離は約53kmも走行できます。
もちろん道路状況や気温で多少の変化はありますが、十分すぎる航続距離だといえます。
ヤマハ発動機:e-Vino (原付免許)
出典:ヤマハ発動機
ヤマハ発動機は2022年9月に電動スクーター「e-Vino」を発売しました。
「e-Vino」は、50ccスクーターとして長年親しまれている「ビーノ」の電動バイク版にあたります。
レトロなデザインとコンパクトさはそのまま。
ホンダは「フレンドリー」で押してますが、ヤマハは「カワe」を押してます。
確かに女子ウケするデザイン^^
バイクは小さいから目立つ色のほうが安全!
出典:ヤマハ発動機
こちらもシート下にバッテリーを設置します。隙間には荷物を入れられるほかスペアのバッテリーを買うことで、交換式にはなりますがバッテリーを2個入れられます。
約3時間の充電で航続距離は約32km。スペアバッテリーを使えば約64km走ることが出来ます。
もちろん道路状況や天気や、スペアバッテリーの重さで航続距離に影響は出ますがホンダに比べて小型なので高齢者や女性にとって持ち運びが楽なのは助かります。
カワサキ:noslisu e (普通車免許が必要)
出典:カワサキ
川崎重工から2023年6月に「noslisu e」が発売されました。
前2輪、後1輪のレイアウトで3輪にすることで安定感を実現しています。
スロットルレバーを押し込むことでモーターの力でが後輪を駆動させます。
運転する時は普通自動車運転免許(AT限定可)が必要です。またミニカー登録が必要でもちろんナンバーも取得しないといけません。
出典:カワサキ
充電時間は約5時間でモードによりますが最高で47.4km走ることが出来ます。
最大積載量 :乗員 + 荷物 合計95kg
これだけの積載量があれば30kgの米袋に大人が乗っても余裕です。
前輪2輪の間に荷物置きがあるので重たい荷物を乗せてもフラフラしません。
ミニカー登録だから歩道の走行は出来ないよ。
あと車幅が広いから事故に気を付けて。保険も忘れずに^^
スズキ:e-PO (原付免許)
出典:スズキ
スズキ株式会社は、パナソニック サイクルテック株式会社と共同開発し、原付一種の折り畳み電動モペッド「e-PO(イーポ)」発表しました。
電動モペット?聞いたことないな?
「e-PO」はバイクのように走ることも出来きる「フル電動走行モード」、ペダルを漕ぐ力を電動モーターが補助する「アシスト走行モード」、電動アシストを使わずにペダルの力だけで走行する「ペダル走行モード」の3つのモードがあります。
充電時間は5時間、「フル電動走行モード」で航続距離20km走行することができ、もちろんバッテリーがなくなってもペダルで走ることも出来ます。
折りたたみ式なので車に積んで出かけ先で乗ることが出来ます。
まだ販売は先になるので詳しい情報は発表されていません。
一部の車種では補助金が出る
【ホンダ EMI e:】と【ヤマハ e-Vino】は申請することで補助金を受け取ることが出来ます。
【ホンダ EMI e:】は23、000円の補助
【ヤマハ e-Vino】は31、000円の補助
申請方法はWEB申請か郵送申請になります。
補助金に関しては買ったお店で申請用紙を貰えるし、郵送申請では時間がかかりそうならWEB申請をおすすめするよ!
最後に:僕ならまだ様子見かな^^
バッテリー駆動の乗り物は寒さに弱い傾向があるので、東北に住んでいる僕はとってはなかなか手が伸びません。
車でもよくあるのですが、最新技術はまだ未熟で販売後に故障データを回収後、改修することがよくあります。
最新技術はワクワクするので飛び込んで行きたくなりますけどオススメしません。
以前夜に散歩していて電動バイクを見たことがありますが、すごく静かでタイヤの音だけでしたね。
近所迷惑の爆音バイクの味方では有りませんが、バイクは小さくて巻き込み事故を多々見かけるのである程度色なり音なり目立たないと危ないと思っています。
しかしこれからのバイク事情はエンジンから電動に変わってきます。
メーカーも排気ガス規制法にはお手上げですからね^^;
補助金があるからではなく、必要なタイミング買うことをおすすめします。
電動バイクはオイル交換はないけど、タイヤやブレーキのメンテナンスは必要だから定期的に見てもらおうね^^