ノウハウ

ペットの安全を守ることは交通安全を守ることに繋がるよ

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助手席の窓から顔出している犬やダッシュボードで寝ている猫

僕はSNSやYouTubeでペットドライブする動画を見てかわいいなって思う反面、ちょっとしたきっかけで事故に繋がり兼ねないと思い見ています。

2022年2月頃こんな事故が有りました。

実際の悲惨な事故

神奈川県で女性ドライバーが飼っているインコを動物病院に連れて行こうと運転中、助手席に乗せていたインコに気を取られよそ見運転をしてしまい、自転車2台をはね、39歳の女性と3歳の男の子が亡くなりました。
運転していた女性は自動車運転死傷処罰法違反容疑で現行犯逮捕されました

産経新聞:参照

もちろん動物は悪く有りません、なら運転手はどうすればよかったのか?

動物をケージや籠に入れて後部座席やトランクで待ってもらう。(この事故は鳥かごにに入れてたとか)

動物に限らず周りに気を取られて事故に繋がった現場を見てきています。

注意散漫で事故に

・スマホの動画の見ていて
・ナビの案内を見ていたら
・ペットボトルの蓋を落として探していたら
・車内の虫にびっくりして

車は使い方によって凶器になります、気を逸らされる可能性があるならゼロに持っていく工夫が必要なんです。

当時、僕も犬を飼っていて体調が悪い時は心配になりましたが、「ここで事故を起こしたら間に合わなくなる」って気持ちでトランク内のケージに入れて病院まで移動しました。

また元気になった後ドライブしましたが後部座席に大人一人座ってもらって犬は設置したドライブボックスに入れたりして工夫しました。

動物はいつもの違う環境にいると元気になったり緊張したりあるので、いろんなトラブルを想定しましょう。

この記事は犬好きで車整備士のてつじが、「運転中とトラブル時の必要装備」をお伝えします。

運転中は気を逸らされない工夫が必要

運転していてスマホが気になるならマナーモードや電源を切ったり、ペットボトルの蓋を落としてしまう可能性があるなら飲まなきゃいいし。

ただペットは生き物なので出来ること出来ないことがあります。

では運転していてペットに気を逸らされるときは?

check!

・動物が動くとき、物音が出たとき
・また動物がドライバーに寄りかかったり
・急にパニックや興奮、体調の変化が見られた

このような行動をしたときドライバーはペットの方に目を向けてしまいますよね。

ではどのような対策をすれば少しでも運転に集中出来るでしょうか?

家と一緒で落ち着く場所を作ってあげる

ペットを飼い始めるとき、まずは落ち着く居場所を作ってあげますよね。

ペットの居場所

・寝たり休んだり、排泄物をしたり
・ご飯を食べたり、水を飲んだり
・時には怒られて反省したり

このような安息所がないとペットは不安定になります。

車でも一緒で自分だけの居場所があると安心して乗ることが出来ます

もちろん同じ犬種でも性格に違いが合っておっとりした子は車に乗っても落ち着いているし、落ち着きない子は車に乗る前から暴れたりと色々です^^

「ペットドライブボックスを買った!出かけるぞ!」ではなくて、近場でもいいのでペットになれさせてください。

少しづつ距離を伸ばして大丈夫そうなら長距離に行きましょう。

慣れてくるとパニックになったり吠えたりすることがなくなります。

ペットの居場所は後部座席またはトランクに作ってあげましょう

気が散る理由に動いたり鳴いたりするとありますが、隣にいたら心配で手でなでたり、顔を見て安心させたりしますよね。

また助手席に座らせて窓から顔を出させてあげると喜ぶ姿も可愛いですよね。

ただ助手席に座らせたことで事故を起こした場合ペットは大怪我をします。

車は人間が乗る前提で作られていて、エアバックも人間の命を守るために作られています。

エアバックが出てくる勢いは強いので小さいペットなら骨折や最悪命に関わることになりかねません。

なのでおすすめは後部座席かトランクになります。

小型、中型なら後部座席にペット用ドライブボックスで大丈夫です。

もちろん固定も大事で、シートベルトでボックスを固定出来て尚且つ、ボックスとリードをつなげることが出来ると良いですね。

大型ペットの場合はまずゆったりとしたハイエースなどのバンタイプを購入し、大きめのケージを買って居場所にしてあげましょう。

もちろんペットOKのレンタカーでも大丈夫です。(慣れは必要です)

ペットの体調管理と飲み物も忘れずに

ドライブは、時にペットにとってストレスがかかるものです。

ストレスを軽減させるためにお気に入りの玩具を持っていくことで軽減されるでしょう。

またいつもと違う環境でトイレにいけなくなってしまうペットもいます。

僕が飼っていた犬は車では用を足さずに我慢をしていたので定期的に外に出してトイレにいかせてました。

ペットは体温調整が苦手なので車内の温度管理も大事です。

特に夏場の車内は危険なほど暑くなるためエアコンをかけ直射日光が当たらないようにしてください。

熱中症を避けるためにこまめな水分補給も大事です。

車の故障時、公共交通機関には動物は乗せられないよ

僕はロードサービス業務をしていますが、このような現場に立ち会います。

車を運転中に途中で止まって搬送の場合、人はトラックに乗せられません。

この時は大人2人と犬1匹乗っていました。

人に関してはタクシーや電車で移動しますが、ペットに関してはキャリーバッグやケージに入れないと乗せることが出来ません。

僕が対応してきてキャリーバッグやケージをもっている人は1割でしたね^^;

結局このお客さんはペット用のキャリーバックを持っていなかったのでレンタカーもホテルも断られ、300km離れた親が迎え来てもらってました

最後に

ペットにとって良い環境を作ることで、飼い主も運転に集中することが出来ます。

良い環境づくりには、

・車の中に落ち着く居場所を作ってあげる
・近場をドライブして少しずつ慣れさせる
・ペットに合わせせて車内の温度管理
・おもちゃで気をそらしたり、おやつや水の準備も忘れずに

もちろん車酔いする動物もいるのでその場合は可哀想ですがペットホテルなどに預けましょう。

可哀想だからと抱っこして車に乗る方もいますが、とても危険なのでおすすめしません。

もちろん助手席も危険です。エアバックは人間を守るために作られていることをお忘れなく。

そしてお出かけの際はぜひペット用キャリーバックやケージの準備をすることでもしもの時、でかい出費がなくなります。

ペットがいたことで嫌な思い出になってもペットには罪はないですからね^^

良い環境づくりでペットと楽しいドライブをしてください。

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