エンジンの調子悪い時は点火プラグを疑ってみよう
車のアイドリング状態のとき「ボボボボッボボボ」と一瞬息継ぎしたり、アクセルを踏み込んだときに加速が一瞬もたついたりしませんか?
これらの原因の一つに点火プラグが含まれている可能性があります。
上の図で言うと燃焼の部分になります。
エンジンの中では混合気に火をつける役割です。
火を付ける=火花を出す=プラグの先端が削れる
いつか寿命がくるのはしょうがないね
昔に比べ現在の点火プラグの耐久性能が2〜3倍になっています。
一昔は走行距離6万〜7万kmで交換でしたが。
現在は走行距離20万キロまで交換不要になっています。(車種によります。)
これは点火プラグの先端の材質に秘密があります。
説明の通りイリジウムのほうが優れています。
元々高価なものでしたが新車の装着率が上がってきている面もあってプラグの価格も下がってきました。
僕が働き始める時、白金プラグが市場に出始めのタイミングって事もあって一本7000~9000円だったよ。
それに比べたら安くなった^^
走行距離が20万kmで交換っていうと、もしかしたら一度も交換することなく廃車になる可能性あるってこと。
メーカーさんの売上も気になったついでに他の質問と一緒に聞いてみました。
メーカーさん(部販)に聞いてみました。一問一答!
走行距離20万kmまで交換不要のイリジウムプラグって本当に交換不要?
走行距離20万km前に交換をおすすめします。
厳密に言うと使えないこともないけど12〜14万kmで交換をオススメしているよ。
マイカーのエンジンに点火プラグが6本付いているけど、半分の3本だけの交換でいい?
基本的には全部交換をおすすめします。
中には1気筒に点火プラグが2本付いているエンジンもあるけど意味が合って2本付いているから、この条件でも6本交換です。
長期間放置していた車があってこの時は点火プラグは交換したほうが良い?
放置期間と保管場所によるけど、点火プラグも劣化するから気になるなら交換をおすすめします。
現在、一個700円の点火プラグが付いてる古い車があるんだけど、これに5000円の点火プラグつけても大丈夫?
一概に言えないな。古すぎると混合気が濃くてイリジウムや白金の点火プラグが濡れて火花が出ないときがあるから、つけてみて様子を見るしか無いかな。
点火プラグのメーカーはNGKとDENSOが有名だけどぶっちゃけどっちがいいの?
NGKですね。DENSOは交換サイクルが早くて最終的にみんなNGKになっているね。
ハイブリッドカーは半分電気で走っているから点火プラグの交換時期は長く見ていいの?
その通りです。ただ乗り方によってはガソリン車とサイクルで交換時期が来るから、定期点検は大事ですね。
最後に見分け方を伝授
最後に見分け方をお伝えします。
左は12万km走った古い、右が新品プラグです。
少し見づらいですが古い方はギャップが広くなっています。
これは火花を出すことで先端が削れるからです。
広くなったギャップは曲げればまだ使えるんじゃないの?
僕の時代の整備士学校ではギャップ調整の講義があったけど、イリジウムや白金プラグのように先端が尖ってからはあまりオススメされないみたいだよ。
もちろんギャップの幅も大事ですが、点火プラグはかなり熱くなるので少しづつ見えない部分も劣化します。
そういえばバイクのプラグ交換するとき折れたこと思い出した^^;
エンジンの音がおかしいな?
加速が悪いな?
って思った時はひとまず点火プラグを疑いましょう。
もちろん車種によって使われるプラグは変わります。
なのでもしご自分で交換する、もしくは仕入れるならNGKのサイトで車種別検索をすると適切なプラグを選ぶことが出来ます。
是非参考までに^^